パーククライム/朝日新聞に掲載されました

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立体駐車場自転車レース
パーククライム
「五輪で実施」
浜松の考案者が国に要望

立体駐車場を自転車で駆け上がり、タイムを競う「パーククライム」を東京五輪の種目に―。
浜松市を中心に地域おこしに取り組む自転車初乗り指導協会の上嶋常夫代表(63)が18日、経済産業省を訪れ要望した。



パーククライムは上嶋さんが考案した。
浜松市中区田町の万年橋パークビルでこれまで大会を2回開催するなど全国への普及に努め、
岩手県で開催されたほか、北海道や埼玉県、福岡県でも開催できるか検討が進められている。



上嶋さんは、経産省で「ケイリンに続いて日本の自転車スポーツ文化を世界に発信できるチャンスです」などと、
2020年開催の五輪の正式種目入りへの協力を求めている。

悪天候でも、昼夜関係なくいつでも、一人でも楽しめる。
空きがちな立体駐車場に人を集める市街地活性化だけでなく、自然環境に優しく健康にも良いというのがパーククライムのアピール点だ。



上嶋さんは五輪の競技会場にできるよう、東京都内にパーククライム用のビルを建てる計画を練っている。
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10階建てのガラス張りの円筒形。
中心部は飲食店などの商業施設がテナントで入り、らせん状の外周部を自転車が一気に駆け上がる。
高さ50メートルの最上階までの延長1200メートル程度のタイムを競う。



イメージ図を見た経産省車両室の石曽根智昭課長補佐は「パーククライムはおもしろいアイデアだ。
国内各地で大会が開かれるようになれば、世界にも広がる可能性はある。
東京五輪はむずかいしだろうが、いつか種目に認められるかもしれない」と話している。